関連用語集

か行

加津佐層(かづさそう)
口之津層群中部にあるレキ、砂層、シルト層の互層。中に角閃石安山岩質の凝灰岩を含む。また、層中には津波見脊椎動物化石群と称される化石を産する。

加津佐温泉(かづさおんせん)
加津佐中学校にある鉱泉。泉温は21℃。泉質は含塩化土類食塩泉。

加津佐断層(かづさだんそう)
堀川沿いに走っているとされる推定断層。大屋層に変位を与えてはいるが、加津佐層は切っていない。

金浜断層(かなはまだんそう)
雲仙地溝帯の南西側の境界をなす北落ちの正断層。総延長8.5km、垂直変位量は約80m。

上の川湧水(かみのかわゆうすい)
小浜温泉街の北端に湧く湧水。昔から「庄屋元前の湧水」として住民に親しまれ、寛永6年(1629)のキリシタン殉教史の悲話にも出てくるほどの古い歴史を持っています。

刈水鉱泉(かりみずこうせん)
小浜歴史資料館の北北東約150mに位置する含硫化水素炭酸水素塩泉。泉温は25〜27℃。炭酸のほか、若干の硫化水素を含んでおり、独特の臭いと味がします。

 

北有馬層(きたありまそう)
口之津層群の最上部に位置し、シルト〜細粒砂の互層が主体の堆積層です。海棲の貝化石をたくさん含んでいます。

絹笠山(きぬがさやま)
中期雲仙火山の噴出物の中では最も古い溶岩ドーム。約25万年前に形成されました。

旧八幡地獄(きゅうはちまんじごく)
雲仙温泉の「雲仙お山の情報館」近くにある地熱地帯。40〜50年程までは活発な噴気活動が見られましたが、現在噴気活動は低調で、徐々に周囲からツクシテンツキやススキ、アカマツなどの植物が侵入しはじめてきています。

 

九千部岳(くせんべだけ)
中期雲仙火山の活動時代に形成された溶岩ドーム。噴出年代は約14万年前です。

九千部岳断層(くせんべだけだんそう)
九千部岳溶岩を切る部分で100mの変位量を示す南落ちの正断層。約18000年前に噴出したとされている礫石原火砕流堆積物は変位させていない。長さ10km。

口之津層群(くちのつそうぐん)
島原半島の南部に分布している淡水性および浅海性の堆積層です。下位は、古第三系または鮮新世の大泊層を不整合で覆い、上位を雲仙火山の最初の堆積物であ る龍石層または古期雲仙火山の噴出物で覆われています。中に火砕岩や玄武岩、安山岩の溶岩流を何枚か挟んでいます。口之津層群は、岩相の特徴により、下位 から大屋層、加津佐層、南串山層、西正寺層、北有馬層の5つの層に分けられています(大塚・古川、1988)。

口之津断層(くちのつだんそう)
南有馬町向小屋から早崎半島の北側を走る北落ちの正断層。変位量はほぼ100m。

国崎安山岩(くにさきあんざんがん)
島原半島の西端にある、南串山町の国崎半島周辺に見られる複輝石安山岩で、南串山層の最上部に相当しています。特に、早崎半島北側の露頭では、直径数ミリ以上に達する大きな輝石の結晶を特徴的に含む溶岩片が認められます。噴出年代は約150万年前です。

国見岳(くにみだけ)
約2万7千年前に崩壊した、妙見火山の崩壊壁の高まりの一つに付けられている名称です。「妙見岳」というピークも同様に、山体崩壊の崩壊壁に付けられた名称です。

礫石原火砕流(くれいしばるかさいりゅう)
新期雲仙火山に形成された火砕流堆積物で、普賢岳の北側斜面から北東域にかけて分布しています。噴出年代は1万8千年前と推定されています。

 

古期雲仙火山(こきうんぜんかざん)

南島原火山岩類の噴出が終わった後から開始された、雲仙火山の最も古いステージに活動した火山もしくは火山活動を一括した総称の事。当初は、現在の小浜温 泉付近に火山が出来、そこから堆積物が供給されていたと推定されています。活動年代は約50万〜30万年前です。

古眉山(こまゆやま)
現在、島原市の西に位置している眉山溶岩ドームの下位に位置する、現在の眉山溶岩ドームとは異なる古い溶岩について付けられた名称です。噴出年代は12 万〜18万年前で、中期雲仙火山期に形成されたと推定されています。この古眉山の上に現在の眉山溶岩ドームの溶岩が乗っている事から、これらの境目が滑り 面となって、眉山の大崩壊が起きたのではないか、という説もあります。