関連用語集

ま行

舞岳(まいだけ)
中期雲仙火山に属する溶岩ドーム。

舞岳断層(まいだけだんそう)
普賢岳北斜面に分布している礫石原火砕流堆積物を1〜2m変位させている、比較的新しい南落ちの正断層。千々石断層や普賢岳北断層に平行に走っている。長さ1.0km

前谷層(まえだにそう)
諏訪の池玄武岩を不整合で覆い、高峯安山岩に不整合で覆われるシルト層〜砂礫層。

眉山(まゆやま)
新規雲仙火山に属する溶岩ドームで、北の七面山と南の天狗山という2つのピークからなる。噴出年代は約4000年前で、噴出時に北方に「六ツ木火砕流」と いう火砕流を流下させている。1792年5月21日の夕刻、天狗山の直下で発生したマグニチュード6.4の強い地震によって、天狗山全体の6分の1が大崩 壊し、岩屑なだれを発生させた。大量の砕屑物が有明海に突っ込み、大津波を発生させ、島原半島だけでなく、対岸の熊本や天草を含め15000人もの被害が 出したことは余りにも有名。「島原大変 肥後迷惑」と称される火山災害は、今もなお国内最大です。

 

水無川(みずなしがわ)
雲仙岳からほぼ真東に有明海まで注ぐ河川。平成噴火の時には、ここを火砕流や土石流が何度となく流下した。火山扇状地の上に形成されたこの河川は、通常時は河川水が伏流してしまい、水が表層を流れていないことから名付けられたもの。

水無川火砕流(みずなしがわかさいりゅう)
赤松谷や水無川の上流付近に見られる火砕流堆積物。形成年代は約4000年前。火砕流の上流域には島の峰溶岩ドームがあることから、この火砕流は島の峰溶岩ドームの形成に伴って発生したものと考えられている

南串山安山岩(みなみくしやまあんざんがん)
南串山層の中に含まれている安山岩質の火山岩類。国崎安山岩も含まれる。

南串山層(みなみくしやまそう)
口之津層群中に含まれる主に安山岩質の溶岩と火砕岩からなる堆積層。噴出年代は約250万年前から150万年前。層の大半は安山岩質の業会角礫岩(土石流 堆積物)で構成され、最上部には安山岩質の溶岩流(国崎安山岩)が乗っている。島原半島の西側の海岸に立っている「両子岩」は、南串山層の差別浸食によっ てもたらされた奇岩。

南島原火山岩類(みなみしまばらかざんがんるい)
雲仙火山が形成される直前の50万〜60万年前の間に、現在の雲仙市〜南島原市付近で噴出したいくつかの火山岩類(諏訪の池玄武岩、塔の坂(=高峯)安山岩など)を一括した総称。

妙見火山(みょうけんかざん)
新規雲仙火山に属する火山体。形成年代は4万年〜2.7万年。最末期に大崩壊を起こし、馬蹄形の崩壊地形を形成した。その崩壊地形の中に、4つの溶岩ドームがさらに形成され、現在の雲仙火山の地形を形成している。

妙見カルデラ(みょうけんかるでら)
妙見火山が活動の最末期に起こした大崩壊の地形に対して付けられた通称。

妙見岳(みょうけんだけ)
約2万7千年前に崩壊した、妙見火山の崩壊壁の高まりの一つに付けられている名称です。「国見岳」というピークも同様に、山体崩壊の崩壊壁に付けられた名称です。

 

六ツ木火砕流(むつぎかさいりゅう)
眉山の北側の峰・七面山の北方に見られる火砕流堆積物。中の炭化木が示す年代は約4000年前。中に含まれる溶岩の岩相から、眉山の七面山起源と推定されている。

 

女島(めじま)
玄武岩質のマグマが作る凝灰角礫岩からなる小規模火山体。年代は約150万年前。山体の周囲には成層した火山灰層と、その中にめり込んだ岩塊が観察できる。このことから、女島は水とマグマが直接触れたマグマ水蒸気爆発であったと考えられています。