関連用語集

た行

高岩山(たかいわさん)
古期雲仙火山に属する溶岩ドーム。噴出年代は39万〜45万年前とされています。

高岩山断層(たかいわさんだんそう)
高岩山の山頂付近を通る北落ちの正断層で、高岩山の山体自身を約70m、低位段丘面を15m変位させている。長さは7.5kmで、布津断層に雁行する。

高岳(たかだけ)
中期雲仙火山に属する溶岩ドーム。噴出年代は18万年前とされています。

高峯安山岩(たかみねあんざんがん)
出口層、北有馬層、および諏訪の池玄武岩をそれぞれ不整合で覆う複輝石安山岩質溶岩および同質の凝灰角礫岩で、雲仙火山が発達する前に形成されていた火山が噴出した塔の坂安山岩に対比される。

岳断層(たけだんそう)
九千部岳断層のすぐ南に位置し、九千部岳溶岩を約50m変位させている南落ちの正断層。長さ4.5km。

田代原トレイルセンター(たしろばるとれいるせんたー)
雲仙市千々石町田代原にある施設。千々石断層が作る断層崖のすぐ近くにあり、主に夏期に九千部岳などの登山客の拠点になっている。

龍石層(たついしそう)
口之津層群北有馬層を不整合で覆う地層。古期雲仙火山が引き起こした爆発的噴火に由来する軽石が再堆積した土石流の地層。形成年代は約50万年前。

垂木台地(たるきだいち)
土石流、岩屑なだれ、火砕流など、本来であれば火山のすそ野(扇状地)をつくる堆積物によって構成されている、標高約500mの台地。4600年前に生じた眉山溶岩ドームの形成に伴って、火山性扇状地の一部が隆起したことによって生じたと推定されている。この大地の上は、平成噴火で生じた火砕流が上を何度も通過し、植生が完全に破壊された。今この大地の上には「平成新山ネイチャーセンター」があり、植物の回復状況のモニタリングを行っている。晴天時の午前中に、この施設から見る平成新山の姿は圧巻である。

垂木台地岩屑なだれ(たるきだいちがんせつなだれ)
垂木台地の表面を覆う岩屑なだれ堆積物。妙見火山の崩壊に伴う岩屑なだれに対比される可能性がある、とされている。

垂木東溶岩(たるきひがしようがん)
眉山の天狗山の西側斜面と、おしが谷の間に分布する、多斑晶のデイサイト。噴出年代は約2万年前とされている。

 

千々石断層(ちぢわだんそう)
島原半島をほぼ東西に横切る正断層の活断層で、断層の南側が年間約2ミリ程度の割合で沈降している。断層の総延長は地表に見えているだけで約14km、最大落差は田代原付近で450mにも達し、島原半島内で最大を誇る。

中期雲仙火山(ちゅうきうんぜんかざん)
15万年前から30万年前の期間に活動した火山体で、絹笠山、高岳、猿葉山、九千部岳、鳥兜山などの山体を作った。噴出物は、おもに島原半島の西部で、雲仙地溝の内部を埋めるように堆積しているが、一部は雲仙地溝の外にもはみ出ている。

 

津波見脊椎動物化石群(つばみせきついどうぶつかせきぐん)
口之津層群加津佐層中に産する脊椎動物化石群に対して付けられた総称。ニッポンチタールやステゴドンゾウといった、大型の脊椎動物の骨が産出した。これらは、第四紀初期に日本列島に生息していた脊椎動物の種を繁栄しているものと考えられている。

 

天狗山(てんぐやま)
眉山の南側の峰に付けられた呼称で、およそ4600年前に形成されたデイサイト質の溶岩ドーム。山頂の標高は708m。地形・地質学的な特徴から、南側のピークである七面山より先に噴出し、その際に六ツ木火砕流を北側に噴出した。火山体の北側は、その後に上昇した七面山によって、強く破砕されている。1792年(寛政四年)の噴火の末期に、直下型地震に誘発された山体崩壊が起こり、「島原大変 肥後迷惑」を引き起こした。

 

塔ノ坂安山岩(とうのさかあんざんがん)
雲仙火山が形成される前に存在した成層火山体から噴出したと推定されている、安山岩の溶岩。形成年代は約50万年前。大塚・他(1995)の高峯安山岩に対比される。