イベント情報
普賢岳新登山道開通と警戒区域一部解除のお知らせ
新登山道の開通と警戒区域の一部解除が行われます。
1.開通日時 平成24年5月9日(水) 午前10時
2.開通式典 平成24年5月9日(水) 午前9時30分 ~ 午前10時
場 所 雲仙市仁田峠ロープウェイ駅舎前
概 要 挨拶、登山道概要説明、テープカット
3.新登山道について
(1)新規ルート(下記図面のとおり)
鬼人谷口 →270m→ 西の風穴 →530m→ 北の風穴 →100m→ 鳩穴分かれ →250m→ 立岩の峰 →350m→ 霧氷沢分かれ →50m→ 霧氷沢(行き止まり。引き返す。)→50m→ 霧氷沢分かれ →300m→ 普賢岳山頂 までの1,850m区間
(2)新登山道の概要
平成2(1990)年から始まった198年ぶりの噴火活動により、日本一新しい山「平成新山」(標高1483m)が誕生しました。 今般、安全が確認されている旧山体のエリア内において、その平成新山を間近に望む新たな登山道が開通します。 これは、雲仙天草国立公園雲仙地域の新たな魅力として、また、日本で最初に世界認定を受けた島原半島世界ジオパークのメインジオサイトとして、島原半島を舞台に開催される第5回ジオパーク国際ユネスコ会議にあわせ、環境省九州地方環境事務所が整備したものです。 新規ルートは、既存ルートの紅葉茶屋に近い鬼人谷口からアプローチし、夏でも冷気漂う西の風穴、北の風穴を体感し、有明海の大パノラマを眺めながら、平成新山の真横にある立岩の峰へ登ります。 立岩の峰からは、目の前に平成新山が迫り、積み上がった巨石や、あちこちからあがる水蒸気など、迫力の風景が望めます。 そこから先は、5月中旬にはヒカゲツツジが咲き誇る谷、冷え込んだ冬の日には霧氷が美しい霧氷沢を越えて、普賢岳山頂へ至るルートです。 有明海の大パノラマ、生きている地球、そして、たくましく美しい植物たちに出会える感動の周回コースです。 島原半島はもとより、長崎県の地域振興の起爆剤として役割が期待されています。
(3)登山客の皆様へ
・新登山道の鳩穴分かれ~霧氷沢区間は、道が狭く悪路のため、「鳩穴分かれ→立岩の峰→霧氷沢分かれ」の順路で一方通行です。新登山道について、この区間を通過利用される方は、危険防止のため上記の順路で時計回りに回られるようお願いします。
・同じく、鳩穴分かれ~霧氷沢区間の平成新山側の登山道脇は警戒区域です。
・登山道の開通とミヤマキリシマの開花が重なる5月や、紅葉時期は仁田峠道路の渋滞が予想されます。登山客の皆様には、池ノ原園地に車を停めてそこから登山されますよう、ご協力をお願いします。また、紅葉時期については、雲仙温泉街にマイカーを停め、仁田峠までシャトルバスで行く、パーク&ライドが実施される予定(詳細未定)ですので、ご協力ください。
4.雲仙岳警戒区域の一部解除について
新登山道の供用開始に伴い、平成24年5月9日(水)午前10時をもって、島原市・雲仙市・南島原市の雲仙岳警戒区域の一部が解除されます。
5.登山道総合案内板図(3.05MB)、雲仙岳警戒区域設定図(0.98MB)
6.問い合わせ先
(登山道について) 環境省九州地方環境事務所 雲仙自然保護官事務所(担当:加藤)
TEL 0957-73-2423
(開通式について) 島原半島ジオパーク推進連絡協議会 事務局(担当:田口)
TEL 0957-65-5540
(警戒区域の一部解除について) 雲仙岳防災会議協議会(島原市生活安全グループ 担当:伊藤)
TEL 0957-62-8022
発信元
島原市・雲仙市・南島原市
長崎県・環境省九州地方環境事務所
島原半島ジオパーク推進連絡協議会