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元平橋

南島原市北有馬町は、美しい石橋が複数見られる地域です。中でも、有馬川の支流に架かる元平橋(もとびらばし)、面無橋(おもなしばし)、荒田下橋(あれたしもばし)、田中橋、坂下橋(さかしたはし)の5つの石橋群は、地方の近代化を象徴する価値を持つとされ、平成31年2月14日に「有馬の石橋群5橋」として、長崎県の有形文化財に指定されています。
これら5つの橋のうち、江戸時代後期に架けられたとされる面無橋には安山岩が、明治~大正時代に架けられた残りの4橋には玄武岩が用いられています。つまり、石橋をつくるのに適した石材としての溶岩が容易に手に入ったことが、この地域に石橋が発達した理由の一つです。