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火砕流最長到達点
1990年(平成2年)からおよそ5年間継続した雲仙普賢岳噴火では、しばしば山頂に形成された溶岩ドームが一気に崩落し、規模の大きな火砕流が発生しました。最も遠くまで達した火砕流は、1993年(平成5年)7月19日に発生した大火砕流で、山頂からおよそ5.6km流下し、国道57号線を約80メートル越えました。重要なライフラインである国道を火砕流が越えた、という点で、その後の防災対策に大きな影響を及ぼしました。最も火砕流が遠くまで到達した場所には、「火砕流最長到達点」と書かれた支柱と、噴火当時の写真が掲載された解説板が建てられています。 かつては火砕流の危険にさらされ、土石流の危険にさらされ、土石流が何度となく流下した場所も、現在は「ふかえ桜パーク」と呼ばれる公園として整備され、子どもや家族連れが訪れる憩いの場になっています。