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眉山の崩壊地形
新規雲仙火山に属する溶岩ドームで、北の七面山と南の天狗山という2つのピークからなっています。噴出年代は約4000年前で、噴出時に北方に「六ツ木火砕流」と いう火砕流を流下させています。
1792年5月21日の夕刻、天狗山の直下で発生したマグニチュード6.4の強い地震によって、天狗山全体の6分の1が大崩 壊し、岩屑なだれを発生させました。大量の砕屑物が有明海に突っ込み、大津波を発生させ、島原半島だけでなく、対岸の熊本や天草を含め15000人もの被害を出したことは有名です。
「島原大変 肥後迷惑」と称される火山災害は、今もなお国内最大の火山災害です。